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2007.12.23



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とれんどサーチ
ボディーソープの香り
こだわる消費者増え、多様化進む

イラスト
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 ラベンダー、グレープフルーツ、さくら……。ボディーソープの香りが多様化している。お風呂タイムをいっそうリラックスして過ごそうと、自分の好きな香りにこだわる消費者が増えているようだ。

 大手各社の主力製品を見ると、花王は「ビオレu」で6種類、ユニリーバ・ジャパンは「ダヴ」「ラックス」で計5種類、クラシエ(旧カネボウ)ホームプロダクツは「ナイーブ」で7種類もある。

 ボディーソープ市場で先陣を切ってきた花王は07年、甘酸っぱい「アップルマンゴー」の香りを売り出した。「家族での入浴時にうきうきした気分にする香り」として選んだという。

 クラシエも06年に「ぶどうの葉」「緑茶」、07年に「グレープフルーツ」「ゆず&はちみつ」の香りを次々に商品ラインナップに加えた。種類を増やした理由について、同社商品開発部の松田誠司さんは「香りは選ぶ理由の上位で、重要な品質。快適に洗いたいというニーズにこたえるため」と説明する。

 ユニリーバは、フローラルを軸にしてきた「ラックス」シリーズを見直し、今春から消費者テストで支持が高かった香り3種類にした。「香りを選びたい」という消費者の声に応えたそうだ。

 もともと、ボディーソープの香りはフローラルが定番で、花王が84年に発売した最初の「ビオレu」もフローラルだった。当時はせっけんからの置き換え需要を狙ったため、せっけんに近い香りで清潔感を示そうとした。

 90年代になり、洗い上がりの違いを香りに託すようになった。例えば「さっぱり」「さらさら」だとライムやレモンなどの柑橘(かんきつ)系、草花(グリーン)、「うるおい」には桃……などと香りの多様化が始まった。

 一気に進んだのが、00年以降。背景には、デフレで日用品の値下がりが激しくなったことがある。加えて市場拡大も頭打ちで、日本石鹸(せっけん)洗剤工業会の統計によると、02年以降、ボディーソープの出荷金額(洗顔用を含む)は年間約1000億円前後で推移している。店頭での値崩れを防ぐため、それまでになかった香りの新製品を売り出した。

 ここ数年、「癒やし」が暮らしのキーワードになり、ボディーソープも「体を洗うプラスα」の役割が求められるようになってきた。メーカー側も、香りを「商品の重要な価値」と位置づけている。香りの商品開発競争は、今後も続きそうだ。

(諏訪和仁)

 ●「とれんどサーチ」は今回で終わります。



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